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2013年にシアタークリエでスタンディングオベーションの中、千秋楽を迎えましたこの作品。再び上演できる日が来たことを心から感謝いたします。音楽の悪魔と契約を結び天才となったといわれる実在のヴァイオリニストをテーマとしたこの物語は、僕の作品の中でも最も音楽性の高い物語の一つです。さて、十字路には悪魔が潜むというおとぎ話は、ずいぶん古くから伝わっているようです。荒唐無稽な話のように見えて、実は誰にでも起こりうることではないでしょうか? 人は誰でも人生の十字路に迷い込むことがある。そこで悪魔と契約する人間としない人間。その違いはなんでしょう? 心の強さなのか、正義感なのか・・・いずれにしても、この物語の主人公は町外れの十字路で悪魔と契約を結んでしまいます。「悪魔のヴァイオリニスト」と言われたニコロ・パガニーニです。19世紀を舞台に、悪魔が、音楽が、人間の虚栄心が乱舞する舞台。悪魔の音楽を聴きにいらっしゃいませんか?どうぞ、お見逃しなく・・・。